LIPUS(低出力パルス超音波)
大分ごとう整骨院では、骨折後の治療の一つとしてLIPUS(低出力パルス超音波)を行っています。
LIPUSは、非常に弱い超音波を骨折した部分へ断続的に照射し、骨が治っていくための働きを促す治療法です。

一般的な超音波療法にもパルス波がありますが、LIPUSはそれよりもさらに低い出力の超音波を使用します。
骨折は、整復(骨を元の位置に戻す)して固定すれば、それだけで治療が終わるわけではありません。
固定している間にも骨折した部分では新しい骨をつくるための反応が起こり、少しずつ骨同士がつながっていきます。
LIPUSは、この骨がつくられ、骨折部がつながっていく過程に超音波による機械的な刺激を与え、骨癒合を促進することを目的として行います。
骨折施術には医師の同意が必要です
整骨院では、骨折に対する応急処置を行うことができますが、応急処置を除き、骨折に対して2回目以降も継続して施術を行う場合には、医師の同意が必要です。
例えば、転倒して地面に手をつき、手首を痛めて整骨院を受診したとします。

そこで骨折の症状が認められた場合には、応急処置として徒手整復や患部の固定を行うことがあります。
しかし、骨折の治療はこれで終わりではありません。
その後も、骨がきちんと癒合しているか、手首の動きや機能が回復しているかなど、経過をみながら治療やリハビリを進めていく必要があります。
このような骨折後の施術を、初回の応急処置に続いて整骨院で行うために必要となるのが、医師の同意です。
「継続して施術」というと少し分かりにくいかもしれませんが、骨折後のリハビリを整骨院で受ける場合をイメージしていただくと分かりやすいと思います。
なお、医師の同意は必ずしも書面である必要はなく、口頭での同意でも認められています。
大分ごとう整骨院で骨折後のLIPUS(低出力パルス超音波)をご希望の場合は、医師の同意を得たうえで施術を行います。
LIPUS(リーパス)とは?
LIPUSは、
Low Intensity Pulsed Ultra Sound
の頭文字を取った名称で、日本語では「低出力パルス超音波」と呼ばれます。
Low Intensity 低出力で、Pulsed Ultra Sound 超音波を短い間隔で断続的に出すことを意味します。
つまりLIPUSは、非常に弱い超音波をパルス状に繰り返し骨折部へ照射する施術法です。
超音波と聞くと温める治療をイメージする方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、LIPUSは患部を温めることを主な目的としていません。
非常に弱い超音波による細かな機械的刺激(音圧刺激)を骨折部へ与えることが大きな特徴です。
LIPUSの期待される効果
骨は常に古い骨が壊され、新しい骨がつくられながら維持されています。
骨折すると、身体は傷ついた骨を修復するための反応を始めます。
骨折部の周囲に新しい組織がつくられ、やがて仮骨と呼ばれる新しい骨が形成され、時間をかけて骨折した部分がつながっていきます。
この骨がつくられていく過程では、骨芽細胞など骨形成に関係する細胞が働きます。
骨には、適度な機械的刺激が加わると、骨芽細胞などの骨形成に関わる細胞の働きが活発になる性質があります。
例えば、腕や脚にある長管骨の骨折では、骨折部がある程度安定した状態で適度な荷重や微小な動きによる機械的刺激が加わることが、仮骨形成やその後の骨の成熟に影響します。
ただし、機械的刺激は強ければ強いほどよいわけではありません。
骨折部に過度な動きや負荷が加われば、かえって転位(ズレ)したり、骨癒合を妨げる可能性があります。
そこで、身体に大きな負荷をかけることなく、非常に細かな機械的刺激を骨折部へ与える方法の一つがLIPUSです。

通常の超音波療法でも骨まで超音波を届けることはできますが、骨は周囲の軟部組織と比べて超音波のエネルギーを吸収しやすく、条件によっては骨と軟部組織の境界付近で温度が上昇し、骨膜付近に鋭い痛み(音波痛)を感じることがあります。
一方、LIPUSは一般的な超音波療法と比べて非常に低い出力のパルス超音波を使用します。
そのため、骨折部を強く温めたり大きな負荷を加えたりするのではなく、身体ではほとんど感じないほどの細かな機械的刺激を繰り返し与えることができます。
LIPUSは、この機械的刺激に対する骨の反応を利用し、骨形成に関わる細胞の働きを促すことで、骨癒合を促進する効果が期待されています。
大分ごとう整骨院のLIPUS
大分ごとう整骨院では、伊藤超短波の超音波治療器UST-770を使用しています。

UST-770には、筋肉や腱、靱帯などに使用する一般的な超音波療法と、LIPUS(低出力パルス超音波)の2つのモードが搭載されています。
LIPUSは主に骨折後の骨癒合を促進する目的で使用されますが、腱付着部障害に対する有効性を検討した研究も報告されており、大分ごとう整骨院でも患部の状態や施術目的に応じて使用することがあります。
LIPUSでは、治療する組織の位置や深さに合わせて周波数を選択します。
UST-770では1.5MHzと3MHzを使用することができ、1.5MHzは比較的深い場所への照射に、3MHzは比較的浅い場所への照射に使用します。
また、LIPUSの出力は、30mW/cm²・45mW/cm²・60mW/cm²の3段階から選択することができます。
一般的な超音波療法ではW/cm²という単位で出力を設定しますが、LIPUSでは、その1,000分の1にあたるmW/cm²という単位が使われます。
例えば、30mW/cm²は0.03W/cm²です。
この数字からも、LIPUSが一般的な超音波療法と比べて、非常に低い出力の超音波を使用する治療法であることが分かります。
LIPUSでは、超音波を出すプローブを骨折部に合わせて固定し、一定時間照射します。
大分ごとう整骨院では、LIPUS専用の固定具やテーピングを使用して、プローブを患部に固定した状態で施術を行います。

通常の超音波療法では、一か所に超音波のエネルギーが集中しすぎないよう、プローブを動かしながら照射します。
一方、LIPUSは非常に低い出力の超音波によって骨折部へ機械的刺激を与えるため、プローブを治療する場所に固定して照射します。
治療中に強い刺激を感じるものではなく、基本的にはプローブを装着した状態で治療時間が終わるまで待ちます。
LIPUSは、ただ骨折した手や足の周辺に超音波を当てればよいわけではありません。
重要なのは、実際に骨折している場所に合わせて適切に超音波を照射することです。

そのため、医科で撮影されたレントゲンなどの画像から、骨折部位を確認することが大切です。
照射する位置がずれると、狙った骨折部へ十分に超音波を届けることができません。
大分ごとう整骨院では超音波画像観察装置(エコー)も導入しており、必要に応じて患部を観察しながら、骨折部の位置を正確に確認します。
LIPUSによる施術をご希望の方へ
大分市の大分ごとう整骨院では、骨折施術の選択肢の一つとしてLIPUS(低出力パルス超音波)を行っています。
✅「骨折後にLIPUSを受けたい」
✅「少しでも早く骨折が治るためにできることをしたい」
✅「スポーツ復帰に向けて骨折後の施術をしっかり行いたい」
このような方は、大分ごとう整骨院へご相談ください。

※ 骨折の治療を整骨院で行う場合は医師の同意が必要です
文責
大分ごとう整骨院
院長 後藤佑輔
【保有国家資格】柔道整復師・柔道整復師専科教員・社会福祉士


