アキレス腱断裂

このようなお悩みはありませんか?

足を痛めた男性のイラスト

  • アキレス腱を断裂してしまった
  • アキレス腱断裂を手術しないで治したい
  • アキレス腱断裂のリハビリをしたい
  • アキレス腱断裂は手術しなくても回復するの?
  • 大分県で保存療法を行っている所を探している

アキレス腱は、足関節の底屈(足先を伸ばす)動作を行なう重要な組織です。

アキレス腱断裂を起こしてしまうと、底屈運動が不能となります。

その結果正常な歩行や爪先立ちといった日常生活を支障なく行う上で必要な動作ができなくなります。

足関節の底屈をして爪先立ちをしている写真画像

以前はアキレス腱断裂の治療といえば『すぐに手術』という考え方が一般的でした。

しかし近年では、アキレス腱断裂に対する保存療法(手術をしない施術法)の技術が飛躍的に進歩しています。

  • 断裂したアキレス腱が癒合するまでに要する期間(歩行可能までの期間)
  • アキレス腱断裂をしてからスポーツに復帰できるまでの期間
  • 再断裂の確率

などを手術療法と比較すると、保存療法は負けず劣らずの成績を残せるまでに至っています。

アキレス腱断裂の保存療法と手術の比較表

しかし、ここで注意していただきたいのは

「手術しなくて済むなら保存療法の方がいい」

と安易に考えてしまいがちですが、『保存療法の方が手術よりも優れている』というわけでは決してなく、手術にしても保存療法にしても患者さんの生活背景やご職業などを考慮して最適な治療法を選択する事が大切です。

大分県大分市の大分ごとう整骨院では、アキレス腱断裂に対する保存療法を行なっております。

エコー検査機を導入しておりますので、アキレス腱が断裂してから癒合するまでの過程を視覚的に確認する事も可能です。

いま現在、治療法の選択でお悩み中の方やアキレス腱断裂を保存療法を行いたい方は一度ご相談ください。

大分市|大分ごとう整骨院|アキレス腱断裂のお悩み

アキレス腱断裂を経験した事がある方々は、受傷した時の状況を

「後ろから誰かに蹴られた」

「踵にボールをぶつけられた」

といったように表現します。

アキレス腱が断裂した時の強い衝撃が、「蹴られた」「ぶつけられた」と錯覚させる事が多いようです。

この時、同時に『ブチッ』という断裂音を自覚している方もいます。

アキレス腱断裂を起こすと、足の底屈(足先を伸ばす)動作ができなくなります。

歩行は困難ではありますが、なんとかできてしまうため

「歩けるから大丈夫」

といった誤った自己判断をして発見が遅れてしまうケースもありますので注意が必要です。

他覚所見では、アキレス腱のレリーフ(起伏)が消失して腫れや皮下出血斑(あざ)が見られます。

アキレス腱のレリーフが消失している写真画像

また、完全断裂の場合は、アキレス腱が断裂して離れた両端を、『凹み』として皮膚上からでも確認できる場合もあります。

アキレス腱断裂部の陥凹を示す外見写真

徒手検査法ではトンプソンテスト(Thompson’s squeeze test)が陽性となります。

トンプソンテストを行なっている男性の写真

トンプソンテストの手順を示す写真画像

また、アキレス腱はエコー検査でよく描出されます。

大分ごとう整骨院では断裂部の状態を的確に把握するためにエコー検査機を導入しております。

癒合するまでの経過観察にも、エコー検査機は非常に有用です。

下の動画は、実際にエコーを使ってアキレス腱を観察してるエコー動画です。

参考にしてみてください。

【動画の長さ:23秒】

大分市|大分ごとう整骨院|アキレス腱断裂の原因

アキレス腱断裂はおよそ30代前半頃から多く発生するようになります。

これは、加齢によりアキレス腱の弾力が低下することが一因として挙げられます。

また、運動前のウォームアップ不足や筋肉疲労・緊張によって筋肉や腱が硬くなっている時にアキレス腱に強い負荷が加わることで断裂を起こしやすくなります。

アキレス腱断裂を経験した事がある方のうち、約2割の方が断裂前に踵の痛みやふくらはぎの張り感があったという研究報告があります。

アキレス腱は下腿三頭筋という『ふくらはぎ』の筋肉の腱で、踵の骨に付着しています。

下腿三頭筋の解剖画像

アキレス腱が硬くなって緊張する事で、腱の付着部である踵や、アキレス腱と繋がっている腓腹筋に張り感が生じるのではないかと考えられます。

  • 踵の痛み
  • ふくらはぎの張り感

競技前にこの2点を自覚している時はアキレス腱断裂を起こしてしまう前兆である可能性がありますので、無理せず安静期間をしっかり設ける必要があります。

大分市|大分ごとう整骨院|アキレス腱断裂の保存療法

大分市の大分ごとう整骨院ではアキレス腱断裂に対する保存療法を行っています。

以下に、標準的な施術の手順をご説明します。

① ギプス固定
受傷から1週までは断裂したアキレス腱の断端が近づくように足関節を底屈位でギプス固定を行います。

アキレス腱断裂に対する底屈位でのギプス固定

固定をしたらお終いではなく、固定を行った日から筋力低下を予防するためのトレーニングを開始していきます。

ギプス固定期間中は松葉杖を使用し、患肢に荷重がかからないようにします。

特に爪先に荷重が加わると断裂部が引き離されてしまいます(ストレッチが加わる)ので、注意が必要です。

アキレス腱断裂に対するギプス固定についての詳細はぜひ下の動画を参考にしてみてください。

固定を作成する全過程をお示ししています。

【動画の長さ:16:02】

② シーネ固定(部分荷重〜全荷重)

1週目以降は、シーネ(副木)による固定に変更して少しずつ荷重を開始していきます。

アキレス腱の主成分であるコラーゲン線維は、適度な荷重が加わる事でより強く再合成されると言われています。

1週間ごとにシーネを採型しなおして、足関節の底屈角度を少しずつフラットな状態に近づけていきます。

8週〜10週で固定を除去して通常歩行が可能となります。

③ リハビリ

固定が外れ、歩行が可能となった段階でも油断は厳禁です。

アキレス腱の再断裂は

「普通に歩けるようになったし、だいぶ良くなってきた」

という時期(およそ8〜12週目)に最も発生しやすく、注意を要します。

固定が外れても直ぐに急なダッシュやジャンプなどはまだできません。

アキレス腱断裂はスポーツ復帰までに約半年かかります。

それまでアキレス腱をはじめ下肢の筋肉の柔軟性や筋力を十分につけておく必要があります。

焦らずしっかりリハビリを行ないましょう。

足のマッサージをしている写真

大分県大分市の大分ごとう整骨院では、以上のような方法でアキレス腱断裂に対して、手術をしない施術法(保存療法)を行っております。

大分県にお住まいの方で、アキレス腱断裂についてお悩みの方はご相談ください。

大分ごとう整骨院公式LINEでのご相談も受け付けておりますので、そちらも併せてご利用いただければと存じます。

大分ごとう整骨院

院長 後藤佑輔

柔道整復師

柔道整復師専科教員

社会福祉士

アイセラピスト専門学院 大分校 講師