ぎっくり腰
このようなお悩みはありませんか?
- 突然腰が痛くなる
- 繰り返すぎっくり腰に不安を感じている
- 朝起きた時に腰が痛くて身体を伸ばせない
- 腰をかばって日常動作がつらい
- 「また腰が痛くなるかも」と動くのをためらってしまう
目次
「え?! 急に腰が…動けない…」
このように突如として発生する腰痛のこと、一般的に『ぎっくり腰』と言います。
突然の激しい腰痛に襲われ、あたかも魔法をかけられたかのように動けなくなってしまう現象を、西洋では『魔女の一撃』と表現することもあります。
ぎっくり腰の原因は、ヘルニアなどのはっきりした病名がつくものから、原因不明なものまで多岐に渡ります。
重い物を持ったときだけでなく、ちょっと前かがみになった瞬間や朝起き上がるときなど、思いがけない動作でぎっくり腰は発生します。
ぎっくり腰が起こりやすい日常の動作例:
- 靴下を履こうとしてかがんだとき
- 子どもを抱きかかえようとしたとき
- 顔を洗うために前かがみになったとき
- 布団から起き上がるとき
- 荷物を持ち上げようとしたとき
- 咳やくしゃみをした瞬間
- 激しいスポーツをした翌朝
大分市の大分ごとう整骨院では、ぎっくり腰による痛みの早期軽減はもちろん、姿勢や身体の使い方に着目した再発予防のサポートにも力を入れています。
大分市でぎっくり腰でお困りの方は、我慢せずに大分ごとう整骨院へご相談ください。
ぎっくり腰とは?|大分市の大分ごとう整骨院
いわゆる『ぎっくり腰』は、突然腰に激しい痛みが走り、動けなくなることもある腰痛です。
受傷の瞬間に「ギクッ」「ピキッ」「ゴリッ」といった違和感や不快な衝撃を感じることが多く、これらの擬音語がそのまま俗称の語源になっています。
重い物を持ったときに起こるイメージが強いですが、実際には、靴下を履く、顔を洗う、くしゃみをするなど、日常のちょっとした動作でも発生します。
ぎっくり腰の多くは数日から1~2週間ほどで軽快しますが、生活習慣や腰の状態によっては長引くケースもあります。
大分市の大分ごとう整骨院では、痛みの緩和だけでなく、ぎっくり腰の再発防止を視野に入れたケアを行っています。
ぎっくり腰の原因|大分市の大分ごとう整骨院
ぎっくり腰とは、突然腰に強い痛みが走る状態のことで、正式には『急性腰痛』とも呼ばれます。
腰痛は大きく、『原因が特定できるもの(特異的腰痛)』と、『はっきりとした異常が見つからないもの(非特異的腰痛)』の2つに分けられます。
かつては「腰痛の85%は非特異的腰痛である」と広く言われており、2012年に発行された『腰痛診療ガイドライン(初版)』にもこの見解が紹介されました。
これは欧米の医学論文をもとにしたもので、「腰痛の原因を正確に見極め、適切な対処法を決定することは簡単な事ではない」という認識を広める上で一定の役割を果たしてきました。
しかし、この「85%」という数字のもとになった文献では、「腰痛の多くは、病因を詳細に突き止めるのが難しい」とされていたにすぎず、「原因不明」と断定されたわけではありません。
にもかかわらず、その記述が「病因そのものが存在しない」と誤解され、”85%は非特異的=原因不明”というイメージで広く受け取られるようになった経緯があります。
しかもこれは総合診療医(いわゆる家庭医)の診療現場をもとにした統計でした。
つまり、専門的な検査が行われなかったケースも多く含まれていた可能性があります。
近年ではこの“85%説”に対して再検討の動きが強まっており、実際に日本の整形外科専門医が行った調査では、以下のような腰痛の原因の内訳が報告されています。
- 椎間関節由来:22%
- 筋・筋膜由来:18%
- 椎間板由来:13%
- 脊柱管狭窄症:11%
- 椎間板ヘルニア:7%
- 仙腸関節由来:6%
これらを合わせると、全体の75%以上で何らかの原因が想定されており、「非特異的腰痛」とされるものは実際には22%程度にすぎないという見方が広がっています。
ぎっくり腰の背景にも、こうした複数の要因が関わっていると考えられます。
特に椎間関節や仙腸関節、椎間板など、腰まわりの関節やクッションの役割をもつ部分に日常的に小さな負担がかかり、それが蓄積されることで、ある瞬間に「グキッ」と痛みとして現れることがあります。
また、姿勢のくせや筋力のアンバランス、長時間同じ姿勢での作業、運動不足なども、ぎっくり腰を引き起こしやすくなる要因です。
たとえば長時間のデスクワークや、ソファに沈み込むような座り方、片側ばかりで荷物を持つといった何気ない習慣が、気づかないうちに腰に過剰な負担をかけていることがあります。
さらに注意したいのは、こうしたぎっくり腰のような急な痛みの裏に、腰の構造そのものに関係する疾患が隠れているケースがあるという点です。
たとえば、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間板症、変形性脊椎症、骨粗しょう症などが背景にあると、似たような急性の痛みが出ることがあります。
これらの疾患は、放置することで悪化したり、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあるため、「一時的なぎっくり腰だろう」と自己判断で済ませてしまうのは適切ではありません。
大分市の大分ごとう整骨院では、丁寧なカウンセリングに加え、MMT(徒手筋力テスト)や腱反射などを含む徒手評価を通じて、整骨院で対応可能な状態かどうかを慎重に見極めたうえで施術を行っています。
もしも、器質的な疾患が疑われる場合には、提携する医療機関への紹介を速やかにご案内しております。
痛みの背後にある本質的な要因を見落とさないよう努めながら、安心・安全なケアを心がけています。
「ぎっくり腰を何度も繰り返してしまう」
「他の人より回復が遅い気がする」
そんなお悩みを抱えている方も、どうぞ一度ご相談ください。
大分ごとう整骨院では、ぎっくり腰の原因を多角的に捉えながら、再発しにくい体づくりをサポートしています。
ぎっくり腰を放置すると|大分市の大分ごとう整骨院
ぎっくり腰は、数日から1週間ほどで痛みが落ち着くこともあり、「もう治ったから大丈夫」と思ってそのままにしてしまう方も少なくありません。
ですが、実際にはこの“放置”が、再発や慢性化のきっかけになることもあります。
ぎっくり腰に一度なってしまうと、その後一年間で約1/4の方が再発するとも言われています。
たとえば、痛みが出た直後の無理な動作や、安静にしすぎて筋肉の柔軟性や機能が低下してしまうと、腰にかかる負担が増え、再び同じような強い痛みに襲われるリスクが高まります。
また、痛みをかばうような動作が続くと、股関節や膝、背中といった別の部位に余計な負担がかかり、結果として全身のバランスが崩れてしまうこともあります。
さらに、見た目はぎっくり腰のようでも、実際には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が関係しているケースも少なくありません。
そうした場合、早めに適切な対応を取らなければ、痛みが長引いたり、日常生活に制限が生じる可能性も出てきます。
実際、腰痛は「痛みが落ち着いたから終わり」ではなく、その後の過ごし方が大切だと考えられています。
近年の腰痛診療ガイドラインでも、こうした背景から運動療法の有用性が明記されており、再発防止や回復促進のための取り組みが重視されています。
ただし、「どの運動を」「いつから」「どのくらいの強度で行うか」は、人によって大きく異なります。
大分市の大分ごとう整骨院では、こうした状態の見極めや再発予防の観点から、手技療法・物理療法・生活アドバイスを組み合わせてサポートを行っています。
痛みが落ち着いた“その後”こそ、「整える」「戻さない」というプロセスが重要です。
その歩みに、大分ごとう整骨院が寄り添い、伴走いたします。
「またぎっくり腰を繰り返すのが怖い」
「このままにせず、きちんと整えておきたい」
「自己流のセルフケアに限界を感じている」
そんなお気持ちがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
ぎっくり腰の施術方法|大分市の大分ごとう整骨院
大分ごとう整骨院では、ぎっくり腰の状態に応じて、早期回復を目指した施術を行っています。
ぎっくり腰は経過に応じたケアが必要です。
急性期
この時期は痛みが強く、無理な刺激がかえって悪化を招くおそれがあるため、慎重な対応が求められます。
まずはアイシングによって痛みや熱感を落ち着かせ、これ以上の負担が広がらないようにケアを行います。(アイシングについての詳細はRICE療法のページをご覧ください)
アイシングと同時に、身体にほとんど負担をかけずに神経や筋肉に微弱な電気刺激を与えるマイクロカレント療法(微弱電流療法)を用い、組織の自然な修復を促します。
必要に応じて、筋肉や神経の興奮を抑えつつ痛みを和らげるハイボルト療法も併用します。
急性腰痛に対して即効性が期待される電気刺激を行うことで、回復を促します。
加えて、腰部を安定させるコルセットの着用をおすすめすることもあります。
急性期以降
急性期を過ぎると、炎症が落ち着き始める一方で、筋肉のこわばりや血流不全が痛みの残存原因となることが多くなります。
この段階ではラジオ波温熱療法を用いて、深部の筋肉や靱帯へ温熱刺激を与え、血流を促進させます。
これにより、回復の遅れや再発のリスクを抑えながら、機能回復を図ります。
ラジオ波は深部にまで穏やかに熱を届けるため、内部からの代謝を高め、硬くなった筋肉の緊張緩和にもつながります。
また、姿勢や動作のクセがぎっくり腰の背景にある場合は、手技療法や物理療法、生活指導を組み合わせ、根本的な原因にもアプローチしていきます。
このように大分市の大分ごとう整骨院では、ぎっくり腰の経過を見極めながら、それぞれの段階に適したアプローチを行っています。
突然の腰痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
ぎっくり腰についてよくある質問 Q&A
Q. ぎっくり腰は自然に良くなりますか?
A. 軽い場合は数日で落ち着くこともありますが、誤った対処によって腰痛が長引くこともあります。また、椎間板の変性や関節の変形など、何らかの器質的な要因が背景にある場合には、ぎっくり腰を繰り返したり慢性化することもあるため注意が必要です。状態に応じた適切なケアと判断が大切です。
Q. 痛みが強くて動けません。整骨院に行っても大丈夫ですか?
A. 腰の強い痛みがあるときには、無理に動くことでかえって痛みが増すことがあります。また、発熱・下肢のしびれ・排尿や排便の異常・夜中に目が覚めるような痛み(夜間痛)・安静にしていても痛みが続く場合などは、内科的・整形外科的な疾患が隠れている可能性があります。
こうした不調がある場合は、まず医療機関での検査をおすすめします。
ご自身で判断が難しいときは、無理をせず、お電話や大分ごとう整骨院の公式LINEから現在のご様子をご連絡ください。状態を確認のうえ、適切な対応についてご案内いたします。
Q. 寝ていた方が良いですか?
A. 無理に動く必要はありませんが、痛みが出ない範囲で日常の動作を再開することが推奨されます。
Q. コルセットはした方が良いですか?
A. 強く推奨されませんが、腰への負担が強い動作がある場合には、コルセットを使用することで安定感が増し、動きやすくなることがあります。
ぎっくり腰の方にコルセットを装着していただくと、「着けた方が楽に動ける」「安心感がある」といったお声を、実際の現場でよく耳にします。
ただし、コルセットによる過度な圧迫は血流を阻害し、筋力低下につながる場合もあるので、着用期間については注意が必要です。
Q. ぎっくり腰再発を防ぐにはどうすればよいですか?
A. 姿勢や日常の動作のクセが原因でぎっくり腰が発生することも多いため、施術に加えてセルフケアや生活習慣の見直しが大切です。大分ごとう整骨院では再発予防のアドバイスも行っています。
Q. ぎっくり腰に保険は使えますか?
A. 「重い物を持ち上げたときにギクッとなった」「洗面所で前屈みになった時に腰を傷めた」など、傷めた原因がはっきりしていて、受傷から時間が経っていない場合(概ね2週間以内)は、健康保険が適用できる可能性があります。初回のヒアリングで詳細を確認し、ご案内いたしますのでご安心ください。
Q. ぎっくり腰は突然なるって本当ですか?
A. はい、ぎっくり腰(急性腰痛)は、重い物を持ち上げた時や、くしゃみ・起き上がりなどの何気ない日常動作をきっかけに発生することが多いです。厚生労働白書(平成25年『職場における腰痛予防対策指針の改定及びその普及に関する検討会報告書』)では、腰痛は月曜日の朝(8:00~10:01)に発生しやすい傾向があると報告されています。
なぜ月曜日の朝に多いのか?
- 週末の活動疲れや姿勢の乱れ(例:庭仕事、長時間の車移動、ソファでの不良姿勢)
- 休養後の急な動き出し(週明けの通勤・家事)
- 精神的なストレスや自律神経の切り替えによる筋緊張の増加
- 睡眠中の冷えや寝具の影響による筋硬直
こうした要因が、朝の動き出しや中腰姿勢をきっかけに、筋・関節へ急激な負荷をかけてしまい、腰部の捻挫や筋損傷を引き起こすと考えられます。
Q. 湿布と冷やすのはどっちがいい?
A. どちらも「除痛」という目的において有用です。
アイシング(冷却)は、患部の炎症反応を抑えるとともに、神経の興奮を一時的に鎮めることで痛みを和らげる効用があります。
一方、湿布は痛み止めの成分を皮膚から吸収させて鎮痛作用を得るものです。
つまり、「冷やす」行為と「湿布を貼る」ことは、アプローチは異なりますが、どちらも除痛につながります。
ちなみに、湿布にはメントールなど冷たく感じる成分が含まれているものもありますが、物理的に患部を冷やす効用はほとんどありません。
そのため、急な痛みや腫れがある場合は、まずアイスバッグなどでしっかりアイシングを行い、その後湿布を貼付するのがおすすめです。
Q. ぎっくり腰はクセになるって本当?
A. はい、一度ぎっくり腰を経験すると、再発する方も多く、研究によっては1年以内に約1/4の方が再発すると報告されています。日頃から腰痛ケアを行ない、正しい姿勢や日常の動作の見直すことが重要です。
Q. ぎっくり腰は整骨院で施術してもらえるの?
A. はい、柔道整復師が対応できる「急性の捻挫・挫傷」に該当するため、整骨院で施術を受けることが可能です。大分ごとう整骨院では手技療法やラジオ波温熱療法、電気療法などで早期回復を目指します。
文責
大分ごとう整骨院
院長 後藤佑輔
【保有国家資格】柔道整復師・柔道整復師専科教員・社会福祉士