変形性膝関節症
このようなお悩みはありませんか?
- 正座ができない・やりにくい
- 動き始めの一歩が痛い
- 膝に水が溜まる
- 階段を降りる時がつらい
- 下肢の筋力が落ちてきた
膝関節を構成する大腿骨・脛骨・膝蓋骨に骨の変形が生じて、お悩みが生じている状態を変形性膝関節症と言います。
変形性膝関節症が進行すると、荷重や歩行が困難となりQOL(生活の質)を著しく低下させる原因になります。
我々人間が行なう『歩行』という運動は、言い換えれば『移動手段』の一つです。
室内でも、通勤や通学の時も、スポーツ中でも、人が今いる場所から異なる場所へ移動する時には、『歩行』という運動を行なう必要があります。
変形性膝関節症による膝のお悩みは、この移動手段を使い難くすることを意味します。
お悩みの程度によっては人工関節置換術などの手術が必要になる場合もあります。
変形性膝関節症のお悩みが長期間続くと、
- 「旅行に行きたいけど…」
- 「買い物に行きたいけど…」
- 「孫と一緒に遊びたいけど…」
といったように、膝のお悩みが気になってどこにも外出できず、家にこもりがちになってしまいます。
また、一度変形した骨は、自然に元の骨の形に戻ることはありません。
膝関節に限らず、関節を構成する骨や軟骨、靭帯などは消耗品です。
年月を重ねる毎に少しずつ傷んでいきます。
変形性膝関節症は決して『病気』の類ではなく、程度の差こそあれ、誰しも起こり得る自然現象です。
車やバイクのように、傷んだパーツをすぐに新品に交換できれば良いのですがそれも叶いません。
大事なのは、数年後・数十年後を見据えた日頃のケア・予防の意識を今からしっかり持って地道にコツコツ取り組むことです。
テレビCMやネット広告などでよく目にする、
「〇〇を摂取しただけで膝の悩みが解消」
「1回の〇〇で劇的に改善」
といった、甘い言葉に踊らされてしまう方もいらっしゃいます。
このような広告は、お悩みが深く『藁にもすがる』想いの方にとって強烈なインパクトがあることでしょう。
しかし、残念ながらこれらの多くは医学的な根拠がありません。
『広告を見て試してみたけどダメ→また違う広告を見て試す→それを何度も繰り返す→変化なし』
このような経験はありませんか?
適切なケアを地道にコツコツ取り組むことは、一見すれば時間がかかると思われがちですが、結局は1番の近道だと私は考えています。
「もう歳だから…」と諦めないでください。
大分市の大分ごとう整骨院では、変形性膝関節症によって生じているお悩みに対する施術を行なっています。
また、エコー検査(大分市内整骨院 初導入機種)を行なっておりますので、
- 軟骨の摩耗(すり減り)
- 半月板損傷
- 関節内のお水が溜まっているか
などといった膝の状態を視覚的に確認することができます。
大分市で変形性膝関節症による膝のお悩みがある方は、お早めに大分ごとう整骨院にご相談ください。
変形性膝関節症の様々なお悩み|大分市|大分ごとう整骨院
初動痛
変形性膝関節症では、立ち上がる時や歩き始める時などの『動きはじめ』にお悩みを自覚することが多くあります。
荷重痛
ベッドに寝ている時や椅子に腰掛けている時には落ち着いている場合が多く、立ち上がって膝関節に体重がかかるとお悩みが出現します。
関節水腫
いわゆる「膝に水が溜まる」といった状態です。
正常な関節内には『関節液』という、いわば潤滑油のような役割を持つ液体が存在しますが、変形性膝関節症ではその関節液が正常よりも増えてしまい、膝が腫れて曲げ伸ばしがやりにくくなる場合があります。
関節運動障害
関節軟骨がすり減り、関節面に凸凹が形成されると軟骨同士の滑り具合が悪くなったり、屈伸運動をする際に「引っ掛かる感じ」や「ポキポキ」「ゴリゴリ」といった礫音を自覚することがあります。
屈伸運動は膝を最後までしっかり伸ばせない、しっかり曲げられないといったように、最終可動域でお悩みが生じるケースが多くあります。
O脚変形
変形性膝関節症は多くの場合、膝関節の内側に関節軟骨のすり減りが見られます。
関節軟骨がすり減ると大腿骨と脛骨の隙間が狭くなり、その結果、O脚が著名となることがあります。
筋肉の萎縮
変形性膝関節症の方の多くは、太ももの前面にある大腿四頭筋に筋萎縮が見られます。
筋萎縮は筋肉が痩せ細って筋力低下を起こしている状態です。
膝の痛みが長期間続いて正常な関節運動が行われなくなると、筋肉が持っている本来の力を十分に発揮できなくなり、筋肉の萎縮が生じます。
膝関節に安定性を寄与している大腿四頭筋の筋力が弱まると、膝関節は不安定な状態となり、その結果、半月板損傷などを併発することもあります。
変形性膝関節症の原因|大分市|大分ごとう整骨院
変形性膝関節症の発生原因は様々ありますが、主な原因として以下のようなものが挙げられます。
加齢・運動不足・肥満など
先述したように、関節を構成する骨や軟骨・靭帯などは消耗品です。
歳を重ねる毎に少しずつ傷んでいきます。
特に、膝の関節軟骨には荷重や運動などにより強い負荷が加わるため、数ある関節の中でも傷みやすい部位であるといえます。
肥満や過度な運動は変形性膝関節症の発生要因となるだけでなく、治癒を遅延させる要因にもなるので注意する必要があります。
また、肥満は膝のお悩みの『悪循環』を生み出す引き金になりやすいので、無理のない範囲で少しずつ減量することをお勧めします。
その他、過去に膝関節周辺の骨折や靭帯損傷、半月板損傷などを経験されている方は、通常より早く関節軟骨の摩耗が生じ、変形性膝関節症に移行する可能性があります。
変形性膝関節症に対する施術|大分市|大分ごとう整骨院
施術前の評価
施術を行なう前に、まずは膝の状態を正確に把握しなければいけません。
- お水(関節水腫)が溜まっていないか
- 可動域制限はないか
- 半月板損傷はないか
- 関節軟骨の摩耗(すり減り)の程度
などを、徒手検査やエコー検査で確認していきます。
アイシングとホットパック
「膝の痛みは冷やしたほうがいいの?」
「温めたほうがいいの?」
といったご質問をいただくことがあります。
お答えとしては、痛み始めた時期によってどちらを選択するか決定します。
急性期で関節水腫による膝の腫れや熱感が著名な場合はアイシングを、急性期を過ぎたらホットパックで温めていきます。
また、患部の血流を促進することを目的とした場合は、両者を交互に(温冷交代)数セット行なう場合もあります。
圧迫・固定
膝の関節水腫は、圧迫・固定を行なうことで自然に吸収されることも多く、大分ごとう整骨院では包帯やサポーターを使用しています。
湿布との併用も推奨されます。
電気療法
大分ごとう整骨院で使用している電気療法機器(TENS・EMS)は、疼痛抑制の効用や寝ているだけでトレーニング同様の効用があり、徐痛や弱化した筋肉の賦活化を目的として行なっています。
超音波療法
超音波療法は日本で最も多く使用されている理学療法機器で、
- 血流促進
- 組織代謝の促進
- コラーゲン線維の伸張性増大
- 組織修復の促進
など、様々な効用があり、変形性膝関節症の施術にも使用されます。
手技療法
手技療法では太もも(大腿四頭筋)の緊張を緩和させ、正常な関節運動を取り戻すための徒手理学療法を行なっていきます。
また、同時に無理のない範囲で筋力トレーニングを行います。
日常生活指導
日常生活の中で注意するべき事や、お申し出があれば自宅でのトレーニング方法を指導しています。
以上のように、大分ごとう整骨院では変形性膝関節症に対する施術を行なっています。
変形性膝関節症は、お悩みが増悪しないように上手に日頃のケア・管理を続けていくことで少しずつ緩解していくことが多いです。
「もう歳だから…」
「何をしても変わらない…」
と諦めないでください。
正しいことをコツコツ続けて、変形性膝関節症のお悩みを解消していきましょう!
大分市で変形性膝関節症にお悩みの方は、大分ごとう整骨院にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
大分ごとう整骨院
院長 後藤佑輔
【所属】
医療社団法人 宏友会 栗原整形外科
日本柔道整復師会
大分県柔道整復師会
【国家資格 等】
柔道整復師
柔道整復師専科教員
社会福祉士
アイセラピスト専門学院 大分校 講師