ばね指

このようなお悩みはありませんか?

ばね指の屈曲制限

  • 指をしっかり曲げられない・伸ばせない
  • 指を伸ばすと引っ掛かる感じがする
  • 朝起きた時に指がこわばる
  • 指の付け根がズキズキする
  • 指が腫れている

指の運動制限をはじめとしたお悩みを生じる代表的なものに指の腱鞘炎(ばね指・弾発指)があります。

腱鞘は、腱を『さや』のように包み込んでいる組織のことを指します。

屈筋腱と腱鞘の解剖を示す画像

腱と腱鞘は、『刀と鞘』のような関係に例えることができます。

刀と鞘のイラスト

腱に対して、腱鞘が相対的に狭小化することでさまざまなお悩みが生じている状態を狭窄性腱鞘炎と言い、

手首で生じる狭窄性腱鞘炎のことをケルバン病(詳細はコチラ)

手指部で生じる狭窄性腱鞘炎のことをばね指あるいは弾発指と言います。

普段何気なく行なっている指の屈伸は、指の屈筋腱が腱鞘内をストレスなくスムーズに滑走することによって可能になります。

屈筋腱が腱鞘内を滑走しているgif画像

腱鞘部で滑走障害を起こすと考えられる状態は、

  • 腱鞘内部が狭くなって屈筋腱が滑走できない
  • 屈筋腱が太くなって腱鞘内を通過できない
  • 上記の2つが同時に起こっている

これらの3点が考えられます。

この状態をもう少し専門的に言うと、ばね指は

  • 腱鞘内の肥厚
  • 屈筋腱の腫脹

によって屈筋腱の滑走障害が生じ、指の屈伸がうまくできなくなった状態と言えます。

屈筋腱が腱鞘内をスムーズに滑走できなくなると、「引っ掛かる感じ」を自覚したり、さらにお悩みが進行すれば『ガクッ』という弾発現象が確認できるようになります。

ばね指に対する施術は保存療法が基本ですが、お悩みが長期間に渡って続いたり、保存療法に抵抗するような場合は、手術が必要になる場合もあります。

ばね指の手術をしている画像写真

大分市の大分ごとう整骨院では、指の腱鞘炎(ばね指・弾発指)に対して保存療法を行なっています。

施術前に指の屈筋腱・腱鞘の状態を正確に評価・確認するためにエコー検査を行ないます。

エコー検査は、レントゲンでは写らない軟部組織を描出することができます。

エコー検査機
ばね指でお悩みの方は、お悩みが増悪する前に大分ごとう整骨院にご相談ください。

ばね指の様々なお悩み|大分市|大分ごとう整骨院

●腫脹(はれ)と圧痛

指の付け根(MP関節)から第2関節(PIP関節)周辺にかけて軽度の腫脹と圧痛がみられ、手指のこわばりを訴える場合もあります。

ばね指の圧痛点、腫脹が生じる部位を示す画像写真

また、指の付け根部分を注意深く触れると、深部に米粒大の小さなコブ(腱鞘瘤)を触知できることがあります。

●弾発現象(ばね現象)

屈筋腱の腫脹や、腱鞘の肥厚によって屈筋腱の滑走性が悪くなると、指の曲げ伸ばしを行う際に、やりづらさや『引っ掛かり感』が生じます。

お悩みがさらに進行すると、指をしっかり握り込んでから伸ばそうとした時に、スムーズに指を伸展させることができず、ガクッとバネが弾くように伸展する『弾発現象』を認めることがあります。

 

●エコー所見
大分市の大分ごとう整骨院では、施術を行う前に、ばね指のエコー検査を行なっています。

ばね指(母指)のエコー検査を行なっている写真

 

ばね指(中指)のエコー検査を行なっている写真

エコー検査ではレントゲンでは写らない屈筋腱や腱鞘の状態を確認することができます。

患側の指へエコー検査を行うと、屈筋腱を包み込んでいる腱鞘の厚さが増している状態(腱鞘の肥厚)を観察できます。

患側と健側を比較したばね指のエコー所見

また、リアルタイムの動画を表示した状態で指の屈伸を行なうと、屈筋腱が腱鞘の中を正常に滑走できているか確認することもできます。

下の動画を参考にしてみてください。(動画の長さ:49秒)

ばね指の原因|大分市|大分ごとう整骨院

ばね指は、いずれの指にも発生しますが、指別の発生頻度として最も多く発生するのは母指(親指)で、次いで中指、環指(薬指)、示指(人差し指)、小指の順に多く見られます。

ばね指の指別発生頻度を示す写真画像

母指にばね指が好発する理由として、ヒトの手特有の解剖学的特徴が挙げられます。

ここでは例として、人間とチンパンジーの手を比べてみましょう。

ヒトとチンパンジーの手を比較したイラスト画像

チンパンジーの母指は短く、それに比べヒトの母指は長く発達していることが分かります。

また、ヒトの手は母指の内転を行うための母指球筋が非常に発達しています。

母指の内転と母指球筋の発達を示す画像写真

これらの特徴によって、母指は示指〜小指までの全ての指とのつまみ運動(対立運動)が可能となっています。

つまみ動作の種類を示す画像写真

母指はつまみ動作を行う際の『要』となり、使用頻度が高く、その分ストレスに晒される機会が多いため、ばね指が好発すると考えられます。

少し話が逸れましたが、ばね指は指先を器用に使えるように進化したが故の、ヒト特有のお悩みと言えるのかもしれません。

ばね指の原因として最も多いのは、指の使いすぎによるものです。

その他、糖尿病の方や長期間透析を受けている方は、アミロイドという蛋白質が靭帯性の腱鞘部に蓄積する(透析アミロイドーシス)ことで、腱鞘炎が起こりやすくなることが知られています。

人工透析を受ける男性のイラスト

また、ばね指はホルモンの影響から、男性よりも女性に多く発生することでも知られています。

女性ホルモンとも呼ばれる『エストロゲン』には、骨格筋や靭帯を緩める作用があり、産後や閉経などによってエストロゲンの放出量が減少すると、屈筋腱や腱鞘(靭帯性腱鞘)が硬くなって、ばね指を誘発する要因となります。

産後の女性の場合、さらに追い討ちをかけるように授乳やオムツ交換といった手指の酷使・乱用によってお悩みが増悪しやすくなると考えられます。

その他、手芸や家事などの指先を何度も繰り返し使う作業や、農作業などで強いグリップ動作を伴う作業をする方にも多く発生します。

特に、指先に引っ掛けるようにして力強く物を掴む動作で屈筋腱の緊張は強まり、大きな負担となってしまうので注意が必要です。

強い握り動作を示す写真画像

しかし、思い当たるような原因が分かっていても手指を使用しないで生活することは非常に困難であり、ましてや子守や仕事を行うことなど現実的ではありません。

「使いすぎなのは分かってるんだけど…」

というように、ご自身で原因がわかっているにも関わらず、安静にできないことでお悩みをさらに増悪させてしまっているケースが多く見られます。

ばね指に対する施術|大分市|大分ごとう整骨院

安静を保つことが困難な部位とは言え、生活に支障が出ない範囲で、できる限り指への負担を減らすことがお悩みを軽減するためには必要となります。

「最近ちょっと使いすぎかな?」と感じた時は、しっかりと指のケアを行うことも大切です。

大分ごとう整骨院では、以下のような方法でばね指のお悩み解決を目指します。

 

●アイシング

アイスマッサージに使用する氷の写真

アイシングには炎症を抑制する効用があります。

ご自宅でも簡単に行えますので、手指を使い過ぎた時にご自宅でのケアとして行なってみてください。アイシングの方法についての詳細はコチラ

 

●電気療法

ピンポイントで電気刺激を加えられる特殊なプローブを使用して、お悩みの緩解を図ります。

ばね指に電気療法を施行している写真

 

●手技療法

徒手で屈筋腱が腱鞘内をスムーズに滑走できるように促します。

また、ばね指の方は前腕から手指にかけての筋肉が硬く緊張していることも多いため、ストレッチや筋膜リリースを行なって筋・筋膜の緊張緩和を図ります。

ばね指に対する手技療法を行なっている写真

 

●超音波療法

超音波療法には、『筋緊張の軽減』や『組織代謝の促進』などの作用があり、ばね指に対する施術に併用しています。

手技療法だけでは届かない刺激を、より深部へと作用させることによってばね指のお悩みを和らげていきます。

ばね指に対する超音波療法を行なっている写真

 

●テーピング・各種固定

指の安静を図るためにテーピングや副木などを用いて固定を行う場合もあります。

用いる固定材料によって、強度は様々です。

お悩みの程度や、患者様の生活様式・職種などを考慮して固定材料を選択しています。

水仕事を行うときは、固定が濡れないように使い捨ての手袋を装着するなどして、できるだけ固定による安静を保てるように工夫する必要があります。

右母指の包帯固定を行なっている写真

大分市の大分ごとう整骨院では、以上のような方法で指の腱鞘炎(ばね指・弾発指)に対して施術を行なっています。

整骨院で行うばね指の施術は、注射やお薬に頼らずに患者さんの回復力を促してお悩みを軽減することを目的として行なっています。

  • 病院で注射するのは苦手
  • なるべくお薬を飲みたくない
  • 手術はしたくない

そのような方には、まずは整骨院で施術を受けてみることをお勧め致します。

ばね指でお悩みの方は、大分市の大分ごとう整骨院にご相談ください。

大分ごとう整骨院公式LINEでのご相談も受け付けておりますので、そちらも併せてご利用いただければと存じます。

大分ごとう整骨院

院長 後藤佑輔

柔道整復師

柔道整復師専科教員

社会福祉士

アイセラピスト専門学院 大分校 講師