拡散型衝撃波(圧力波)療法は何回受けるのが適切?施術回数と期待できる変化
2025年03月15日

こんにちは、大分ごとう整骨院です。
大分ごとう整骨院では、慢性的な痛みや筋肉・腱の障害に対する施術として拡散型衝撃波(圧力波)療法を導入しています。
この施術を検討している方の中には、
「何回くらい受ければ良いの?」
「1回でも効果を感じられるの?」
「どのくらいの頻度で通うのがベスト?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
拡散型衝撃波療法は、適切な回数と頻度で受けることでより良い変化が期待できます。
この記事では、施術回数の目安や、回数を重ねるごとに期待できる変化について詳しく解説します。
拡散型衝撃波療法とは?
拡散型衝撃波の仕組みと作用
拡散型衝撃波(圧力波)療法は、特殊な機器を用いて衝撃波を体の外から痛みがある部分に照射し、痛みの軽減や組織の修復を促す施術です。

この衝撃波によって、以下のような働きが期待されます。
✅ 血流を改善し、組織の修復を助ける
✅ 神経の過敏性を抑え、痛みを軽減する
✅ 沈着した石灰を砕き、自然吸収を促す
どんな痛み・不調に向いている?
拡散型衝撃波療法は、以下のような慢性的な痛みや腱障害に適用されることが多いです。
🔹 足底腱膜炎(足裏の痛み)
🔹 テニス肘・ゴルフ肘(肘の慢性的な痛み)
🔹 肩の石灰沈着性腱板炎
🔹 アキレス腱炎
🔹 慢性的な筋・筋膜の痛み(肉離れ後の筋硬結など)
お悩みの部位・程度によって施術回数の目安が変わるため、詳しく見ていきましょう。
施術回数の目安はどれくらい?
1回でも変化を感じる?
1回の施術でも、一時的に痛みが軽減されたり、動きやすくなったと感じる方もいます。
これは、神経の過敏性が抑えられ、一時的に痛みを感じにくくなるためです。
ただし、お悩みの根本的な改善には数回の施術が必要なケースが多いです。
拡散型衝撃波の施術回数・頻度の目安
拡散型衝撃波(圧力波)療法は組織の修復を促す施術ですが、適切な回数や頻度で受けることが重要です。
一般的な施術時間は1回あたり3~5分程度で、施術の強度や回数はお悩みの程度に応じて調整されます。
施術の設定には、
✅ bar(バール)…衝撃の強さ
✅ shocks(ショック)…衝撃の回数
✅ Hz(ヘルツ)…衝撃波の頻度
といったパラメーターがあり、これらを利用者様の不調に合わせて設定します。
では、具体的にどれくらいの頻度・回数で受けるのが良いのかを解説していきます。
腱の痛み(腱炎・足底腱膜炎・テニス肘など)の場合
🔹 基本的な施術設定
- 衝撃の強さ(bar) → 約2.0bar
- 衝撃の回数(shocks) → 1,500~2,000回
- 衝撃波の頻度(Hz) → 8~15Hz
🔹 施術の頻度・回数の目安
- 1回の施術後、7日間(1週間)空ける
- 4~5回の施術を1セットとする
- 不調の程度によって回数を調整する
施術と施術の間に1週間の間隔を空ける理由は、衝撃波による刺激で組織が回復する時間を確保するためです。
施術後すぐに改善を実感する方もいれば、徐々に痛みが軽減していく方もいます。
また、施術が終わった後も最低3カ月間は経過観察を行うことが推奨されます。
これは、衝撃波の刺激によって起こる体内の修復反応が長期間にわたって続くためです。

筋・筋膜のトリガーポイント治療(筋肉のコリ・筋膜の痛み)の場合
🔹 基本的な施術設定
- 衝撃の強さ(bar) → 1.4~2.0bar
- 衝撃の回数(shocks) → 600回
- 衝撃波の頻度(Hz) → 8~15Hz
🔹 施術の頻度・回数の目安
- 週3回を上限(1日おき)に実施可能
腱の治療とは異なり、筋膜やトリガーポイント(筋肉のコリ)に対する施術は、比較的短い間隔で施術を受けることが可能です。
そのため、痛みが強い場合は週2~3回のペースで施術を受けることで、筋肉の緊張を緩和しやすくなります。
ただし、痛みや違和感が強い場合は無理をせず、相談しながらペースを調整しましょう。
施術回数・頻度を決めるポイント
1️⃣ 痛みの部位によって適切な回数・頻度が異なる
- 腱の治療 → 1週間に1回、4~5回を1セット
- 筋・筋膜の治療 → 週3回まで(1日おき)受けられる
2️⃣ 施術の間隔を空けることで、体の回復力を最大限に活かせる
- 施術直後は痛みが変化することがあるが、回復には時間がかかる場合もある
- 無理に詰め込まず、適切な間隔を守ることが大切
3️⃣ 痛みの程度によって調整が必要
- 軽症なら少ない回数でも改善することがある
- 長期間続いている慢性痛は、複数回の施術が必要になることが多い
施術回数・頻度についてのよくある質問(Q&A)
Q. 何回で変化を実感できますか?
👉 1回の施術で「軽くなった」と感じる方もいますが、根本的な改善には3~4回以上の施術が推奨されます。
Q. 施術を受け続ければ完全に痛みはなくなりますか?
👉 施術によって痛みが軽減するケースが多いですが、日常生活での姿勢や負担を減らすことも重要です。
Q. 途中で施術をやめるとどうなりますか?
👉 途中でやめると、一時的に良くなったとしても、痛みがぶり返す可能性があります。
施術者と相談しながら、適切な回数を受けることが大切です。
まとめ|適切な回数・頻度で無理なく施術を受けよう
拡散型衝撃波療法は、適切な回数と頻度で施術を受けることで、痛みの軽減や症状の改善が期待できます。
✅ 腱の治療 → 1週間に1回、4~5回の施術が目安
✅ 筋・筋膜の治療 → 週3回(1日おき)が上限
✅ 施術後の回復期間も考慮しながら、無理なく継続することが大切
大分ごとう整骨院では、利用者様一人ひとりの状態に合わせた施術プランを提案しています。
回数や頻度について不安がある方は、お気軽にご相談ください。

文責
大分ごとう整骨院
院長 後藤佑輔
【保有国家資格】柔道整復師・柔道整復師専科教員・社会福祉士