拡散型衝撃波(圧力波)療法を受けた方へ|施術後の注意事項

2025年03月14日

体外衝撃波疼痛治療装置 INTELECT® RPW LITE

こんにちは、大分ごとう整骨院です。

当整骨院では、慢性的な痛みや筋肉・腱の障害に対する施術として拡散型衝撃波(圧力波)療法を導入しています。

拡散型衝撃波療法は、強い音圧エネルギーを痛みがある部分に与えることで血流を促進し、自然治癒力を高める施術です。

体外衝撃波疼痛治療装置 INTELECT® RPW LITEのハンドピース

特に、足底腱膜炎テニス肘アキレス腱炎肉離れ後の筋硬結などの痛みにお悩みの方におすすめです。

この施術を受けた後、より良い反応を得るためにはいくつかの注意点があります。

本記事では、施術後の過ごし方や注意事項について詳しくご説明しますので、ぜひ参考にしてください。

拡散型衝撃波(圧力波)療法とは?

まず、簡単に拡散型衝撃波療法についておさらいしておきましょう。

拡散型衝撃波療法は、体の外から圧力波(衝撃波)を痛みがある部分に当てる施術です。

🔗拡散型衝撃波療法についての詳細はコチラ

この衝撃波により、以下のような作用が期待できます。

  • 血流を改善し、組織の修復を助ける
  • 神経の過敏性を抑え、痛みを軽減する
  • 沈着した石灰を砕き、自然吸収を促す

⬇️拡散型衝撃波で石灰(チョーク)を砕いている様子です。

このような反応が期待できるため、スポーツ障害や慢性的な痛みの改善に活用されています。

施術後の注意事項

施術当日は安静にする

拡散型衝撃波療法を受けた直後は、施術した部分の血流が増加し、組織が刺激を受けた状態になります。

そのため、施術当日は無理な運動や過度な負荷を避け、なるべく安静に過ごしましょう。

痛みや腫れが出ることがある

施術後、一時的に以下のような反応が現れることがあります。

  • 軽度の痛み(施術部位の違和感や鈍痛)
  • 腫れや赤み・あざ

これらの反応は通常、数時間から数日で落ち着きます。

拡散型衝撃波(圧力波)療法は、微細な組織の損傷をあえて引き起こし、自然治癒力を高めることで回復を促す施術です。

そのため、施術後に痛みを感じることがありますが、これは施術の一環であり、焦る必要はありません。

施術後の違和感や痛みに不安を感じるかもしれませんが、大きな問題ではないことがほとんどですので、過度に心配しすぎないようにしましょう。

むしろ、体が回復に向かっているサインとも言えます。

痛みが気になる場合は、普段より少し安静にしつつ、無理のない範囲で日常生活を送るようにしてください。

違和感が長く続いたり、不安がある場合は、遠慮なくご相談ください。

施術後の入浴はぬるめのお湯で

施術当日は、熱すぎるお風呂や長時間の入浴を避け、ぬるめのお湯に短時間浸かる程度にしましょう。

可能であれば、シャワーで軽く流す程度にとどめるのが理想的です。

血流が過剰に促進されると、施術部位の違和感が強くなる可能性があります。

アルコールの摂取は控えめに

施術当日は血流が良くなっているため、アルコールを摂取するとさらに血管が拡張し、痛みが増すことがあります。

施術後の回復をスムーズにするためにも、アルコールは控えめにしましょう。

ストレッチや運動を取り入れる

施術後数日経過し、痛みが落ち着いてきたら、軽いストレッチやウォーキングなどを行うことで施術効果を高めることができます。

前腕伸筋のストレッチ

ただし、痛みが残っている場合は無理のない範囲で日常生活を送るようにしてください。

施術後の定期的なケアが大切

1回の施術で良い反応を感じることもありますが、慢性的な痛みの場合は数回の施術を継続することでより良い結果が得られます。

大分ごとう整骨院では利用者様の状態に合わせて施術計画を立てていますので、継続的に施術を受けることをおすすめします。

反応を最大限に高めるためにできること

バランスの良い食事をとる

拡散型衝撃波療法は、体の自然治癒力を活用する施術です。

そのため、栄養バランスの取れた食事を心がけることで、より早い回復が期待できます。

特に、タンパク質(肉・魚・豆類)やビタミンC(野菜・果物)を意識して摂取しましょう。

バランスの良い食事のイメージ画像

良質な睡眠を確保する

睡眠中は、筋肉や組織が修復される大切な時間です。

施術後は十分な睡眠をとり、体をしっかり休めることが重要です。

就寝前のスマホやカフェイン摂取を避け、リラックスした状態で眠るようにしましょう。

良質な睡眠のイメージ画像

施術後の経過を記録する

施術後の痛みの変化や違和感があれば、メモや日記に記録しておくと、次回の施術時に役立ちます。

特に、「施術後すぐの状態」「翌日の痛みの程度」「運動後の変化」などを記録しておくと、治療の経過が分かりやすくなります。

ペインスケール

痛みのレベルを記録する際には、上の『Pain Scale(痛みスケール)』を参考にすると、痛みの強さを客観的に評価しやすくなります。

0(痛みなし)~10(耐えがたい最悪の痛み)までの数値で表すことで、ご自身の痛みの変化を把握しやすくなり、施術の反応を確認する際にも役立ちます。

まとめ

拡散型衝撃波(圧力波)療法は、慢性的な痛みや筋肉・腱の障害に対して有用な施術ですが、施術後の過ごし方によって反応が変わってきます。

施術後のポイント

✅ 施術当日は安静に過ごす
✅ 軽い痛みや腫れは一時的なもの
✅ 長時間の入浴やアルコールは控えめに
✅ 施術後数日経過したら軽いストレッチや適度な運動を取り入れる
✅ バランスの良い食事と十分な睡眠を確保する

大分ごとう整骨院では、利用者様一人ひとりの不調に合わせた施術を行っております。

施術後に気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

皆さまの健康な毎日をサポートできるよう、今後も最善の施術を提供してまいります。

文責

大分ごとう整骨院

院長 後藤佑輔

【保有国家資格】柔道整復師・柔道整復師専科教員・社会福祉士

【その他】大分県 巻き爪専門サロンペディグラス 認定技術者

【所属】医療法人社団 栗原整形外科 宏友会

日本柔道整復師会

大分県柔道整復師会

日本超音波骨軟組織学会

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