スポーツ障害について

このようなお悩みはありませんか?

  • 野球で肩・肘を痛めた
  • 運動中・運動後に腰が痛い
  • オスグッドの痛みを解消したい
  • 足裏やかかとに痛みがある
  • 成長痛に悩んでいる

運動時の繰り返しの動作によって生じるお悩みを総称してスポーツ障害と言います。
よくみられるスポーツ障害には、

などがあります。

これらは現行する競技の中で、反復されやすい特定の動作(野球であれば投球動作、サッカーであればキック動作など)を何度も繰り返すうちに、成長期でまだ骨の強度が十分でない部位に過剰なストレスが加わることで発生します。

しかし、骨格・筋肉・靭帯などの強度や柔軟性、フォームなどは選手個人によって異なるため、同じ年代で同じスポーツを同じ量だけ行なっていても、お悩みが生じる方とそうでない方がいます。

スポーツをしている成長期のお子さんが膝を痛がっている時、お悩みの原因は膝だけではなく、太ももやお尻の筋肉の柔軟性の低下や、不良姿勢などが原因になっていることがあります。

また、よく話を伺ってみると運動前のウォーミングアップの不足が一つの原因として考えられるような場合もあります。

このようにスポーツ障害の原因は様々で、施術を行う際には痛みがある箇所だけに目を向けてしまうと、根本的な原因を見逃してしまうことになります。

ただし、使いすぎ(over use)が痛みの引き金となっている場合が多いため、まずは数週間の休養をとりながら、適切な患部のケア、柔軟性の獲得やフォームの修正を行なうと予後は良好であるケースがほとんどです。

動画内(6:53)でもう少し詳しく解説していますので是非ご覧ください。

スポーツ障害による弊害は後になって現れる

上記のように、スポーツ障害は休養と適切な施術を継続することで予後は良好である場合がほとんどです。

しかし、いまだスポーツ界に根強く残る『根性論』やそれを美化する風潮、そしてスポーツ障害に対して知識・理解がない方の誤った指導によって、本来ケアが必要である選手たちは痛みに耐えながら無理をして運動を続けてしまう場合があります。

成長期で回復力の高い子供たちは、多少痛みが残っていてもいずれ痛みは自然とおさまり、何事もなかったかのように感じることもあります。

しかし、そういった時こそ注意する必要があります。

スポーツ障害の弊害は、たとえその時は良くなったように感じても、成長して大人になっ
た時に後遺症として不調を現すからです。

長く息を潜めて、歳をとって回復力が落ちてきた時を見計らって悪さをしてくるとても厄介なものと言って良いでしょう。

スポーツ障害による後遺症の多くは、30代頃から徐々に現れてきます。

そして、その時には若い頃のような回復力はなく、加齢と共に痛んできている骨や筋肉、靭帯は昔のように日にち薬で自然と良くなるようなことはもうありません。

野球肘の後遺症(肘の屈曲制限)を示す写真画像

上の写真は子供の頃に発生した野球肘を放置してしまい、肘の屈伸制限が後遺症として残ってしまっている方です。
お悩みが強い場合には大人になってから手術が必要になる場合も多くあります。

上手い選手は休み方も上手

野球の試合をテレビで見ていると、時々

「本日、先発が予想されていた〇〇投手は肩の張りのため登板を回避しました」

というようなアナウンスを聞くことがあります。

1試合出場すれば何百万、何千万という大金を稼ぐプロの選手でさえ、体にほんの少しでも異常を感じればすぐに休養をとります。

それがたとえ、痛みのないごく軽い『張り』だけであったとしても、決して無理に出場したりはしないのです。

なぜかというと、プロのスポーツ選手たちは体のパーツが代えの効かない消耗品であること、また、ごく軽い違和感や不調が後に大きな障害や怪我に繋がる前兆であることをよく理解しているからです。

そして多くの場合、休養期間中にしっかりリハビリと施術を続け、最短期間でスポーツ復帰を果たします。

腰の施術 写真

プロのスポーツ選手は、競技だけでなく、休養の取り方も上手なのです。

適切な休養と施術を受けるべき時期を見極める能力は、優秀なアスリートになるための一つの才能でなないでしょうか。

後々に後遺症を発生させないために今できること

実際にお越しいただいている方の中に、お父さん(30代)が学生の頃に腰椎分離症という腰に発生するスポーツ障害を罹患している方がいました。

バレーボールで全国大会にも出場する大分県内の強豪校出身で、練習はとても厳しく足首の捻挫や腰痛くらいでは休ませてくれなかったそうです。

そして今になって過去に痛めた足首には『緩み』が残ってしまい、腰は椎間板ヘルニアを続発してしまいました。

「あの時、しっかり治しておけば・・・、自分の子供には辛い思いをさせたくない」との気持ちから、現在ではサッカーをしている息子さんと一緒に施術に通っています。

超音波 施術 写真

このように子供のうちから、休養と運動後のケアを当たり前のように習慣付けることが大です。

テーピング処置をした男性のイラスト

そのためには大人が、子供たちに休養とケアの大切さを正しく教育してあげる必要があります。

子供たち(選手)、保護者・指導者、施術者が、スポーツ障害に対して共通の認識を持って一つの目標に向かって足並みを揃えた時、個人のパフォーマンス、チームとしての結果は最良の形となって現れてくるものだと考えています。

2019 鈴鹿8耐にてSSTクラス優勝後、ライダーとの写真

大分ごとう整骨院では、スポーツを愛するアスリートたちをサポートします。

お悩みがある方は是非一度ご相談ください。