運動器エコー観察 02|テニス肘

2022年12月1日

左上腕骨外側上顆の骨隆起

本日もテニス肘の方が大分ごとう整骨院に来所されました。

大分市在住の60代女性の方です。

趣味の卓球を2回/週のペースで行なっているとのことですが、

「肘の痛みが気になって十分に楽しめない」

と、お悩みでした。

当整骨院にお越しいただく前に、病院でステロイド注射やPRP療法も行なったそうです。

以上のことから、長らくテニス肘の痛みでお困りであることがわかります。

上腕骨外側上顆に生じた骨棘のエコー画像

エコー観察をしてみると上腕骨に(総指伸筋腱付着部)に骨棘を認めました。

上腕骨外側上顆は、手指を動かす腱がたくさん付着するところです。

腱が骨に付着するところは多くの場合、骨の隆起として観察されます。

テニス肘の痛みが長引いている方の中には、繰り返される腱の牽引力が原因となって骨棘が形成され、通常の骨隆起よりもはっきりと盛り上がって見える場合があります。

テニス肘の外見写真。左上腕骨外側上顆の骨隆起を認める。
クライアント様の許可を得て撮影しています。下の写真は圧力波療法のためにマーキングを施しています。

外見からでもわかるケースがありますので、テニス肘でお悩みの方は鏡の前でチェックしてみてください。

今回は、難治性のテニス肘の運動器エコー所見を一つご紹介させていただきました。

大分市でテニス肘でお悩みの方は、大分ごとう整骨院にご相談ください。

当整骨院では、テニス肘のエコー観察や圧力波療法を行っております。

大分ごとう整骨院に設置されているえこー観察装置|Canon Viamo C100

文責

大分ごとう整骨院

院長 後藤佑輔

【保有国家資格】柔道整復師・柔道整復師専科教員・社会福祉士

【所属】医療法人社団 栗原整形外科 宏友会

日本柔道整復師会

大分県柔道整復師会

日本超音波骨軟組織学会

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