「踵が痛い!」足底腱膜炎の特徴

2022年11月16日

クライラント様と会話をしていると、

「足の裏や踵の痛みでお悩みの方って本当に多いなぁ…」

と感じます。

足裏の痛みの代表格といえば『足底腱膜炎』。

足裏の痛みの約7割は足底腱膜炎であるとも言われているほど多く、

「ずっと足の裏が痛いんですけど、施術していただけますか?」

と、クライアント様から連絡を頂けば真っ先に頭に浮かぶのが足底腱膜炎です。

足底腱膜炎の特徴

足底腱膜炎でお悩みの方の踵周りを触らせていただくと、ある特徴に気がつきます。

それは、踵が硬いということ。

特に、デパートや飲食店などにお勤めで、一日中立ちっぱなしの仕事をしている方は、踵の皮膚の角化が著しく、触察するととても硬くなっています。

これはどういうことを意味するのでしょうか。

踵骨下脂肪体の役割

踵の骨(踵骨)の下には『踵骨下脂肪体』と呼ばれる脂肪のパッドが存在しています。

踵骨下脂肪体を示す画像

踵骨下脂肪体は荷重量に応じて、形態を変化させ踵を保護するクッションのような役割があります。

踵骨下脂肪体の非荷重時・荷重時の形態変化を示す画像

足底腱膜炎の方は、踵骨下脂肪体の「プニプニ」とした柔らかな弾力性が失われ、線維化を起こして「カチカチ」に硬くなっているケースが多くみられます。

脂肪体が線維化を起こす原因として、

  • 踵骨下脂肪体自体の炎症
  • 足底腱膜の炎症が脂肪体まで波及

などが考えられ、この状態が長期間続くと柔軟性が失われて本来のクッション作用を発揮しにくくなり、足底腱膜炎の難治化を助長させることにも繋がります。

脂肪体の線維化は変形性膝関節症にも見られる場合があります。

長らく変形性膝関節症による痛みでお悩みの方の膝を観察すると、『膝蓋下脂肪体』の線維増殖化によって、お皿(膝蓋骨)の下あたりが「ボコボコしたような」外観を呈していることがあります。

変形性膝関節症の方の外見写真。左膝に膝蓋下脂肪体の線維性増殖を認める。

いずれも、長期にわたって炎症が存在していたことを示唆するものです。

  • 「痛みがあるけれど、我慢できるから」
  • 「忙しくて施術に行けない」

といった理由で、長い間痛みが放置されていたことが考えられます。

足底腱膜炎に対してできる日常ケア

足底腱膜炎の方は、踵の肌(皮膚)も角化して硬くカサカサしている場合が多く、日頃から踵に多くの圧がかかっていることがうかがえます。

踵の角化が著しい足底腱膜炎の方の足裏(圧力波療法のためにマーキングを施している)の写真
※写真は圧力波療法のためにマーキングしています

「家では裸足。室内で靴下を履くのが嫌いで…」

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

裸足(右足)でフローリングの上に立っている写真

冷たく硬いフローリングの上を裸足で生活することは、足底腱膜炎を難治化させる可能性があるため、あまりおすすめできません。

スリッパや靴下も脂肪体の働きを補助する緩衝材になります。

最近ではリカバリーサンダルと言って、クッション性の高いサンダル・靴などもありますので長らく足底腱膜炎でお悩みの方はそれらをうまく活用して、日頃から踵を大事に保護するようにしましょう。

保湿クリームなどで踵の皮膚をケアしてあげることも大切です。

難治性足底腱膜炎に拡散型衝撃波療法

大分市の大分ごとう整骨院では、難治性の足底腱膜炎に圧力波(拡散型衝撃波)療法を行なっています。

踵(足底腱膜炎)に圧力波(拡散型衝撃波)療法を行なっている写真

足底腱膜炎でお悩みの方は当整骨院にご相談ください。

文責

大分ごとう整骨院

院長 後藤佑輔

【保有国家資格】柔道整復師・柔道整復師専科教員・社会福祉士

【所属】医療法人社団 栗原整形外科 宏友会

日本柔道整復師会

大分県柔道整復師会

日本超音波骨軟組織学会

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